主要論文

読書日記(週刊エコノミスト)

  • 「地方」はどのように変わってきたか(2012年3月13日号、山内明美『こども東北学』、山下祐介『限界集落の真実』、中原一歩『奇跡の災害ボランティア「石巻モデル」』、「POSSE」13号)
  • 「若者」といった従来のカテゴリーは通用しない(2012年2月7日号、TwitNoNukes『デモいこ!』、橋口昌治『若者の労働運動』、アンソニー・ギデンズ『左派右派を超えて』)
  • 新しい時代には新しい安保論が必要である(2011年12月27日号、吉次公介『日米同盟はいかにつくられたか』、梅林宏道『非核兵器地帯』、ケント・E・カルダー『米軍再編の政治学』)
  • 講演に訪れたタイで見た「洪水前の不安な繁栄」(2011年11月22日号、古市憲寿『絶望の国の幸福な若者たち』、開沼博『「フクシマ」論』、「小悪魔ageha」)
  • プラハ侵攻、震災・原発事故、東北を切り取った写真の凄み(2011年10月18日号、ジョセフ・クーデルカ『プラハ侵攻 1968』、日本ビジュアル・ジャーナリスト協会編『3・11メルトダウン』、田附勝『東北』)
  • 2012年

  • 「お任せで大丈夫」の崩壊 自分で判断し、皆で討議する国に(朝日新聞、2012年3月2日)

    2011年

  • 上野千鶴子を腑分けする 「対幻想論」から『ケアの社会学』まで(『現代思想 総特集 上野千鶴子』、2011年12月臨時増刊号、上野千鶴子氏との対談)
  • 「日本の植民地」たる東北で、“タブー”なき復興とは何か?(サイゾー、2011年11月号、山内明美氏との対談)
  • 可視化されたものたちについて 格差・郊外・ポスト戦後的コミュニティ(『PLANETS SPECIAL 2011 夏休みの終わりに』第二次惑星開発委員会、2011年8月)
  • 祭りの一体感で議論の総意生む――6.11デモ 新旧混在(朝日新聞、2011年6月20日)
  • 歴史認識をひらく知見(『「知」の十字路 明治学院大学国際学部付属研究所公開セミナー3』河出書房新社、2011年5月)
  • 東北と東京の分断くっきり――あすを探る(朝日新聞、2011年4月2日)

    2010年

  • 「日常を覆っている『かさぶた』を引き剥がして、人びとを揺り動かす力を蘇らせるのがアーティストの仕事」小熊英二と『ANPO』リンダ・ホーグランド監督が語る戦後(web DiCE、2010年12月21日、http://www.webdice.jp/dice/detail/2792/)
  • [いやはや語辞典] 次は何ですか?(読売新聞、2010年11月26日)
  • 「後世に遺したい」戦争映画&戦争文学30(ボイス、2010年9月号、片山杜秀氏、春日太一氏との鼎談)
  • 沖縄米軍「仕方ない」か 二重の非対等な関係(朝日新聞、2010年7月6日)1年代の入口で 1968から2010へ(文學界、2010年5月号、高橋源一郎氏との対談)

    2009年

  • サヨクはなぜ経済成長の夢を見るか?(atプラス、4号、高原基彰氏との対談)
  • 反乱の背景に「現代的不幸」(朝日新聞、2009年8月25日)
  • 国境をこえた「個人原理」(『戦後日本スタディーズ2 60・70年代』紀伊國屋書店、吉川勇一氏へのインタビュー)
  • 「52人、等身大の証言」(毎日新聞、2009年2月1日)
  • 過激化する「ネット右翼」は一大勢力になり得るのか(週刊朝日、2009年1月2・9日合併号)
  • 資本主義への反感(ドイツ文化センター Goethe-Institut ホームページ、http://www.goethe.de/ges/pro/ori68/ja359981.htm)
  • 「あの時代」から現代の原点をさぐる――著者のことば(新曜社ホームページ、http://www.shin-yo-sha.co.jp/essay/1968_chosha.htm)

    2008年

  • 在日の新たな歴史に向けて(青春と読書、2008年11月号)
  • 戦後日本の二度目の曲がり角(潮、2008年5月号)
  • 松山晋也とめかくしプレイ(ミュージックマガジン、2008年4月号)
  • 原点であり過渡期である本(『場』こぶし文庫、2008年1月31日)
  • われわれは「沖縄のこころ」を知っているか(世界、2008年臨時増刊号) 2007年
  • ニュース年録2007 伝えること 伝わること(TBSラジオ「ライフ」、2007年12月28日放送、http://www.tbsradio.jp/life/spinoff/)
  • 「象徴天皇という物語」の生まれたころ(ちくま、2007年11月号)
  • 日本という国(SFCフォーラム、2007年9月5日)
  • べ平連生んだ信念の「懐疑主義者」――小田実氏を悼む(毎日新聞、2007年8月1日)
  • 戦後レジーム脱却とは 単なるキャッチコピー 系統的な理念ない(時事通信、2007年6月16日)
  • 憲法60年 識者談話 「自主憲法」米の思惑内(時事通信、2007年5月4日) 米憲法、現実とズレ(朝日新聞、2007年4月19日)
  • ナショナリズムとは何か 新たな自画像を求めて(時事通信、2007年1月1日)
  • 再考 教育基本法改正(慶應塾生新聞、2007年1月)
  • 一大学教師の履歴(学士会会報、863号、2007年Ⅱ)
  • 原資料に触れる貴重さ(冊子『資料で読む戦後日本と愛国心』日本図書センター)

    2006年

  • 試される憲法 誕生60年 9条変えても米に自衛隊利用されるだけ(東京新聞、2006年11月4日)
  • なぜ急ぐのか政府案 教育基本法を考える(意見広告、2006年10月27、日森越康雄日本教職員組合委員長との対談)
  • 今を生きるためには、しっかりとした基礎知識が必要です(『本の花束』COOP生活クラブ、2006年10月配達号)
  • 理想論よりもプラグマティックに9条を考えよう(マガジン9、2006年9月13、20日、http://www.magazine9.jp/interv/oguma/index.html)
  • 教育基本法改正インタビュー 国民にも与党にも利なし(東京新聞、2006年6月12日)
  • 丸山眞男の神話と実像(『KAWADE道の手帖 丸山眞男』河出書房新社、2006年4月)
  • 貧しい日本のナショナリズム(SFCレビュー、2006年3月1日発行)

    2005年

  • 9条変えても良いことはない 米国の軍事的要求高まるだけ(社会新報、2005年11月9日、福島みずほ氏との対談)
  • 続憲法を考える 国際的立場の認識欠く 内向きすぎる改革論議(共同通信、2005年10月27日)
  • 語られなかった戦争体験 「混沌」状態に興味がある(しんぶん赤旗、2005年8月15日)
  • 小泉参拝「靖国」を語る 戦没者の霊私物化するな(東京新聞、2005年8月2日)
  • 自民党改憲案 海外で戦闘参加の恐れ(朝日新聞、2005年8月2日)
  • 改憲という名の「自分探し」(論座、2005年6月号)
  • 「つくる会」もネットの右翼的発言も過大評価すべきでない(AERA、2005年2月14日号)

    2004年

  • Recent Trends in Right-Wing Historical Revisionism in Japan("Social Science Japan" December 2004)
  • 断続的一ファンの感想(『美をメハニハ』ク・ナウカシアターカンパニー、2004年10月8日)
  • 「編集的」執筆法とコンピュータ(第2期 本とコンピュータ、2004年秋号)
  • 新書アンケート(ちくま、2004年9月号)
  • 割れる「愛国心」論議 政治の思惑通りいかぬ(共同通信、2004年8月19日) 改憲論じる前に考えておくこと 「気分」で変える危うさ(神戸新聞、2004年7月3日)
  • ひとりの経験を通して戦中戦後史を描き出す試みです(ダ・ヴィンチ、2004年6月号)
  • 第9条の歴史的経緯について(衆議院憲法調査会、2004年5月12日公述)
  • 戦争はロマンチックなものじゃない! ――日本のナショナリズムを考える(アムネスティ・インターナショナル・ジャパン、2004年5月号)
  • 広場としてのコミュニティへ(にじ、8号)
  • 「論壇」から考える(論座、2004年2月号)
  • 振り返らずにきた戦後(朝日新聞、2004年1月29日)
  • 日本の戦後思想研究で論壇・出版界の賞を受けた 小熊英二さん(読売新聞、2004年1月17日)

    2003年

  • 第3回大仏次郎論壇賞受賞 戦後の「声」を活かし直す 過去知り未来開く議論を(朝日新聞、2003年12月12日)
  • 第3回大仏次郎論壇賞 戦争体験から「戦後」解明(朝日新聞、2003年12月11日)
  • 受賞者 喜び語る 毎日出版文化賞贈呈式(毎日新聞、2003年12月4日)
  • 沖縄現代史と<反復帰論>(インターコミュニケーション、2004年冬号、新川明氏へのインタビュー)
  • 表紙の人(AERA、2003年10月20日号)
  • 「強い日本を」の風潮なぜ 「不安」が導くナショナリズム(朝日新聞、2003年9月9日)
  • 共有地の開拓者たち 本の主役は「引用」。ぼくは「のりしろ」みたいなものです(第二期 本とコンピュータ、2003年秋号)
  • 沖縄――視線と自画像の相克(インターコミュニケーション、2003年秋号、仲里効氏へのインタビュー)
  • 体系的視点のない日本保守外交とイヌ・サル・キジでも欲しいアメリカ(サンデー毎日、2003年7月20日号)
  • 表現回路の貧困を憂う(AERA、2003年6月16日号)
  • 戦後日本のナショナリズムと公共性(SENKI、2003年5月15、25日)
  • 近代日本のフィールドワーク私見(比較日本文化研究、7号、2003年5月)
  • 日本のナショナリズムを探る 反戦デモは政治的関心の表現(東京新聞、2003年4月5日夕刊)
  • 戦後思想とは、戦争と敗戦の体験を言語化したものです(週刊エコノミスト、2003年3月25日号)
  • 戦争との距離で変わる概念(共同通信、2003年3月20日)
  • <癒し>のナショナリズムに寄せて あとがき Part2(慶應義塾大学出版会サイト、2003年3月、http://www.keio-up.co.jp/iyasi/atogaki.htm)
  • メディア異人列伝(噂の真相、2003年3月号)
  • 著者に聞く 小熊英二さん(産経新聞、2003年1月12日)
  • 「伝統」の意味などあいまい(日本教育新聞、2003年1月10日)
  • When I was young(SFCレビュー、16号、2003年1月1日発行)

    2002年

  • 「伝統」とは何か(教育と文化、2002年夏、秋号)
  • グローバリゼーションの光と影 図式はナショナリズムとの共犯関係(毎日新聞、2002年3月4日)
  • 近代日本のナショナリズムとグローバリゼーション(『日本復権の構図』慶応義塾大学湘南藤沢キャンパス、2002年6月)
  • 作家はよくわからん(群像、2002年3月号)
  • 日本人って誰のこと(mammo.tv、2002年、http://www.mammo.tv/interview/archives/no79.html)

    2001年

  • 喫茶店で本を出す(第2期 本とコンピュータ、2001年冬号)
  • <在日文学への挑戦>それで僕は”指定席”を壊すために『GO』を書いた(中央公論、2001年11月号、12月号、金城一紀氏との対談)
  • <国民>文化の誕生――近代日本の言語、文学、歴史――(『比較文化』
  • 東京女子大学比較文化研究所、2001年10月、イ・ヨンスク氏、品田悦1氏とのパネル・ディスカッション)
  • 近代家族・教育・ナショナリズム(『21世紀の日本を問う』朝日新聞社総合研究センター、2001年8月)
  • 首相は不満の噴き出し口  改憲は派手に見えても安直(朝日新聞、2001年7月28日)
  • 「正確に伝える」ということ(国文学、2001年7月臨時増刊号)
  • なぜ石原知事が支持されるのか(『現代日本論 戦後社会を超えて』実践社、2001年5月)
  • 「ヤマト言葉」で小説が書けるか(すばる、2001年4月号)
  • 書評『たたかう新聞 「ハンギョレ」の12年』伊藤1000尋・著、岩波ブックレット(朝日新聞、2001年4月1日)
  • 危険な大衆煽動主義 近代以降の勝手なアジア観(朝鮮新報、2001年3月16日)
  • 資料解題(EDGE、2001年春号)
  • 「日本の常識」を問い直す―家族と教育を中心に―(『「日本のかたち」2000年度研究会報告書』政策科学研究所、2001年)

    2000年

  • 文庫判解説「『根元的』な問いがもたらすもの」(杉本良夫、ロス・マオア『日本人論に関する12章』ちくま学芸文庫、2000年12月)
  • 書評論文『ナショナリズムとジェンダー』上野千鶴子・著(社会学評論、51巻3号、2000年12月)
  • ITで注目されるインド 変動期の中の「格差」(週刊エコノミスト、2000年9月19日号)
  • グローバリゼーションと日本ナショナリズム(国分良成、藤原帰1、林振江・編『グローバル化した中国はどうなるか』新書館、2000年9月)
  • 日本の言語帝国主義―アイヌ、琉球から台湾まで―(3浦信孝、糟谷啓介・編『言語帝国主義とは何か』藤原書店、2000年9月)
  • インド日記――社会と人間、ゼロから探る(日本経済新聞、2000年8月20日)
  • 戦後保障が問い直すもの 二項対立議論の陥せい(共同通信、2000年8月7日)
  • 沖縄から見たサミット 「平和か経済か」の限界(朝日新聞、2000年7月18日夕刊)
  • 戦争と記憶(神奈川大学評論、36号、2000年7月、阿部浩己氏、藤原帰1氏との鼎談)
  • 「植民政策学」と開発援助(稲賀繁美・編『異文化理解の倫理にむけて』名古屋大学出版会、2000年4月)
  • 「異邦人」の靖国神社(新曜社 総合図書目録 30周年特別号、2000年4月) ニッポン現場紀行 大村入国管理センター 小熊英二さんと行く(朝日新聞、2000年3月17日)
  • 「日本型」近代国家における公共性(社会学評論、第50巻4号、2000年3月) ご書評に応えて(相関社会科学、9号、2000年3月)
  • 日本人排斥と「黄禍論」(週刊20世紀、第49号、2000年1月6日)

    1999年

  • まーんかい日本 沖縄の進路 ナショナリズムの混迷(琉球新報、1999年11月17日、18日)
  • シンポジウム後の補論 グローバル化とナショナリズム(慶應SFCレビュー、5号、1999年10月)
  • 不明確な国旗・国歌法制化の目的 何を尊重させたい?(時事通信、1999年7月19日)
  • 日本語教育の再構築 多文化主義の歴史から考える日本語教育のあり方(月刊 日本語、1999年7月号、田中望氏との対談)
  • 憲法を「使いこなす」ために 陳腐化と「祀りあげ」を超えて(毎日新聞、1999年5月3日)
  • 沖縄の100年――今・これから 近現代そして未来を読む 『<日本人>の境界』をめぐって(沖縄タイムス、1999年4月14~16日、仲里効氏、星名宏修氏との鼎談)
  • 稲嶺県政と沖縄のこれから 沖縄ナショナリズムの隘路(SENKI、1999年3月15日)
  • [私のいる風景] 境界(読売新聞、1999年3月6日夕刊)
  • 崩壊する日本語―台湾統治初期における日本語教育論議―」(西川長夫、渡辺公3・編『世紀転換期の国際秩序と国民文化の形成』柏書房、1999年2月)
  • “販売戦略”の裏話を明かす(沖縄タイムス、1999年2月3日)
  • 要約を拒否する言葉 書評『つぶやきの政治思想』李静和・著(時事通信、1999年1月25日)

    1998年

  • 寺田寅彦 臨界に切り込む瞬発力(朝日新聞、1998年9月25日)
  • 「境界」決定 理念に疑問(共同通信、1998年9月9日)
  • 植民めぐる力学と心理 日本人はこう作られた(朝日新聞、1998年8月24日)
  • 日本人の“ルーツ探し”百三十年の歴史をたどる!(洋泉社ムック『逆転の日本史 [日本人のルーツ・ここまでわかった!]』1998年1月)

    1997年

  • 柳田国男と「一国民俗学」(アエラ・ムック『民俗学がわかる。』、1997年12月)
  • ニュー・エイジ登場(週刊読書人、1997年10月24日~11月14日)
  • 「日本」への道(『言語・国家、そして権力 ライブラリ相関社会科学4』新世社、1997年10月)
  • 開発と植民学(文部省科学研究費補助金重点領域研究 総合的地域研究の手法確立 ―世界と地域の共存のパラダイムを求めて―『「開発」とオリエンタリズム』1997年2月)
  • 虚妄の『アジア』――岡倉天心におけるアジア像の変遷」(立命館言語文化研究、8巻3号、1997年)

    1996年

  • 「国民」化という支配――多民族帝国としての「日本国民」概念(歴史学研究、690号、1996年10月)
  • 好きなことをするのが一番 三〇歳で大学院へ(東京大学新聞、1996年6月18日)
  • 神話をこわす知 歴史研究のモラルとは?(小林康夫、船曳建夫・編『知のモラル』東京大学出版会、1996年4月)

    1994年

  • 楽器博物館(重点領域研究『高度情報化に伴う社会システムと人間行動の変容に関する研究』第五群第三班「高度情報化と芸術・都市」研究成果中間報告書、東京大学社会情報研究所、1994年3月) 

  • オフィスアワー

    月曜
    13:00~14:30
    イオタ406

    連絡先

    oguma@sfc.keio.ac.jp
    0466-49-3513
    (研究室直通)

    文責

    研究会の学生